3. 打ち込み
補足
今回、パレットに関しては特に制限なく打ち始めました。違うオブジェクトで色を使いまわすと、色を変えたくなった時に大変だからです。(最終的には116色になりました)
ラフを色味調整、減色縮小して、EDGE2のレイヤーにぺたーっと貼り付けます。
サイズはお城部分をきちんと描きたかったので、この時点ではやや大きめの511px×361pxにしました。
これを見ながら位置確認、色味確認をして、別レイヤーでドットを置いて行く感じです。
ラフレイヤーは大体の位置取りが終わった時点で消します。
空レイヤーは、EDGE2のグラデーション機能をトーン有にして青から灰色へ。
雲レイヤーは、ぼてっと雲を描きます。雲の影は若干赤みを入れました。太陽光とかの影響だと思います。
遠くの雲なのであまり精密に描き過ぎず、あっさり目で塗ります。
海レイヤーもグラデーションですね。
空のパレットより明るい色のパレットにしています。
そして、遠景レイヤーを作って山を描きます。
手前が明るい色、奥に行くほど青っぽく暗い色になってます。空気遠近法だったと思います。
遠景を描きこんでいきます。
手前は木々が判別できるくらい精密に、奥はあまり描きこまず、遠近感を出します。
「お城があったらいいなー。船もいいなー。ここに高い塔があったら行ってみたいなぁー」
楽しい時間です。
手前の部分を描きます。
人を入れるか悩んで仮置きしてます。
大変です!ここで初めて、パースというものの存在に気づきました!!
消失点は水平線上にあるらしいのです!
手前と奥の部分のパースがちゃんと合うように、水平線を調整します。
これでもまだ水平線が低いのですが、天空城が入らないと元も子もないので、嘘パースで行くことにします。
少しでも遠景部分の作画コストを減らすため、下のほうにも雲を描きました。
追加分の遠景ゴリゴリ。
全体のバランスが悪くなった気がしたので、空を広げて画像を正方形にします。
手前の部分を細かく描きだしましたが、またパースを無視しだしてます。
そして泥沼へ……。
パースが合わないと判断した私は、手前部分を下に下げ、さらに画像サイズを広げます。
512px×613px未知の領域です。
どうしてこうなった。
遠景とか岩山とかをちょこちょこと。
岩山は影のところは思いきってベタにしてしまうのが楽だと思います。
出っ張った部分に明るい色を置いていくイメージ。
この辺りから、「打ってもうっても終わらない!!??」の無間地獄です。
植樹。
葉っぱ部分は色ごとに葉っぱの束のスタンプを作って、ぺったんぺったん押して重ねてます。
違和感ある部分は最終的に手で修正します。
楽しかった……。
影になる幹の部分は思い切ってべた塗りです。
石の階段、水、コケ。
石が浮いてるって素敵ですよね。
この辺りは、大量のレイヤーを使って調整しながらオブジェクトを配置しています。
こういう石の立方体を
こうして敷き詰めます。
クォータービューでなく遠近法なので、遠い立方体ほど小さいです。
一気に具体的になってきましたね!
(だいぶ省略してますが、並べる作業で結構時間かかりました!)
コケや遠景を調整。
遠景をあえてチラ見せさせることで、絵の中に入ってない部分にも世界が広がってる感を出せたのではないかと思ってます。
お城&道。
嘘パースのまま水平線を超えようとしたので、お城への道でだいぶ苦戦しました……。
クリスタルもサイズ違いで何個も描いてます。
お城は不思議な力で24時間夜の国になってます。
色味を調整して完成です!!
やった!!
終わった!!
おつかれさまでした!!